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中国海軍空母3番艦(国産空母2隻目:002型)の情報分析

中国海軍

 

中国海軍が上海で建造を計画している中国空母3番艦(国産空母2隻目:002型)に関する情報について分析して逐次アップしていきます。

 

中国空母3番艦について

中国空母3番艦は

ウクライナから購入した未完成の空母「ヴァリャーグ」を改修した遼寧(スキージャンプ方式)(001型)

2020年就役を目指す最初の国産空母「山東」(スキージャンプ方式)(001A型)

に引き続く3番艦(国産空母2番艦)で

 

上海の江南造船所で建造中とされ「003型航空母艦」と呼ばれる。

注:一部中国メデイアでは003型と呼称

 

 

中国海軍空母002型
003型?

 

電磁式もしくは蒸気式のカタパルトによる艦載機発艦方式を予定していて、規模もキティホーク級航空母艦に匹敵するといわれる。

ロシアから設計図を入手したとされる、ウリヤノフスク級原子力空母の設計を元に、6万トン以上の原子力空母になるものと見込まれていますが

研究船による技術検証を待たずに、いきなり空母に核動力を搭載するのはリスクが大きいことから004型空母以降が原子力になる可能性もあります。

2018.6.26追記

3番艦とカタパルトは同時並行で開発中らしい

排水量は8万トン、3年以内の完成が予想されているとの報道あり(6.21米UPI)

 

当面搭載が見込まれる艦載機は

・J-15艦上戦闘機
・KJ-500早期警戒機(Y-9の早期警戒型)
・Ka-27対潜ヘリコプター
・J-31艦上戦闘機

 

中国人民解放軍の機関誌「中国国防報」は、「(KJ-500は)中国空軍の早期警戒システムの要になるだけでなく、中国初の国産航空母艦に搭載される可能性が高い。」と報じているんですが大型機なんで、これ空母に搭載出来るの?と魚屋としては疑問が残ります。

kj-500
KJ-500

3番艦はカタパルト搭載か

2015.5中国メディアの中網資訊によると

「米ニミッツ並みの原子力空母」、「艦載機射出のためのカタパルトを搭載。電磁式の可能性も」という報道がなされています。

 

CNNが報じたところでは 中国人民解放軍(PLA)の英語版ウェブサイトで21日、中国の造船大手が電磁式カタパルトを備えた空母を開発中だとする記事を公開

電磁式カタパルトは現時点で艦載機射出のためのシステムで、米海軍の空母「ジェラルド・R・フォード」にしか搭載されていません。

電磁式カタパルトで発艦する航空機は離陸時間を短縮でき、しかも燃料や弾薬の搭載量を増やすことが可能で搭載量が制限されるスキージャンプ式で自力発進する航空機に対し優位に立てます。

 

 

新空母を建造しているとされるのは江南造船集団で、上海市郊外にある造船所では最近になり、上海振華重工から購入した1600トンクラスのゴライアスクレーンが据え付けられた。

ゴライアスクレーンは船のブロックを搭載するために用いられる。

今回据え付けられたクレーンの大きさからいって「10万トンクラスの空母建造のため」との見方が出ている。

 

参 考

1番艦 遼寧 満載 67,500t

2番艦 002型(山東) 基準62,000t、満載73,000t

 

また、グーグルアースの写真などから、上海市郊外には空母搭載のカタパルトの実験用と見られる施設が存在することが分かった。

 

注:カタパルトの開発

空母のカタパルトを最初に実用化したのは英海軍で、油圧方式だった。

米海軍も第二次世界大戦中に空母のカタパルトを実用化した。

日本では戦艦などが水上偵察機射出のためのカタパルトを備えていたが、空母用カタパルトは実用化できなかった。

 

米海軍は戦後、蒸気カタパルトを実用化した。

従来型動力の空母では、カタパルトを連続して用いると蒸気が不足して射出能力が低下するという問題があったが、原子力空母の登場で問題は解決

米海軍は現在、リニアモーターを利用する電磁式カタパルトを開発中

 


TYPE002建造中?(上海江南造船集団敷地内)グーグルアースから

中国海軍空母3番艦のイメージ図が公表される

2018.6.21付けの還球時報などが、上海で建造計画が進む国産空母2隻目のイメージ図を公表

中国船舶重工集団の幹部が参加した19日の会議の様子を撮影した写真の背景に空母3隻が航行するイメージ図が写っていて

2隻は空母の船首部分に傾斜がついたスキージャンプ式で、それぞれウクライナから購入して改修した「遼寧」と、遼寧省大連で建造中の国産初の空母とみられ

3隻目の中央の空母は甲板が平らで、艦載機発進のためのカタパルト(射出機)が描かれていました。

 

つまり3隻目はスキージャンプではなくカタパルト方式の平甲板を目指しているという事になります。

中国海軍空母3番艦
中央が3番艦のイメージ図

 

中国共産党機関紙、人民日報系の環球時報(英語版)は2021年1月18日、上海で建造中の3隻目の新型空母が年末までに進水する可能性があるとの観測を報じた。

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