米空母の中では唯一、米国本土以外(横須賀:日本)を母港とする原子力空母です。
ニミッツ級航空母艦の9番艦
艦名は第40代大統領のロナルド・レーガンの名前から取られています。
概要、性能要目等
所 属:太平洋艦隊(第7艦隊)
第5空母打撃群
排水量:満載 101,429t
全 長:1,092ft(333m)
全 幅:252ft(76.8m)
喫 水:37ft(11.3m)
機 関:ウエスティングハウスA4W原子炉2基
蒸気タービン4基、4軸(260,000SHP)
最大速力:30kt(時速56km)以上
乗 員:艦艇要員:3200名
航空要員:2480名
武 装:RIM-7シースパロー短SAM 2基
RIM-116 RAM 2基
ファランクス CIWS 2基
Mk38Mod2 25mm機関砲 2基
搭載機 約66機
艦 歴
起 工:1998年2月12日(ニューポート・ニューズ造船所)
進 水:2001年3月 4日
就 役:2003年7月12日
2011.3.11~4.4
東日本大震災の支援活動としてトモダチ作戦に参加
2015.10.1~
米空母ジョージ・ワシントンに代わって横須賀基地に配備
北朝鮮をめぐる動き
2017年3月~4月にかけての米韓合同軍事演習期間中、北朝鮮の核・ミサイル開発問題に関連して、北朝鮮への先制攻撃が行われるのではないかと噂されたが、ロナルド・レーガンは横須賀で定期整備中であった。
その後2017.6.1~6.3の間、日本海で米空母カール・ビンソンや海上自衛隊などと共同訓練を行い、北朝鮮への圧力を高めたものの、大きな動きはなく、その後、カール・ビンソンは中東方面に移動し
ロナルド・レーガンも豪の東北方面海域に移動し訓練を行い、訓練終了後8月9日には横須賀に帰投している。
ロナルド・レーガン空母打撃群
ロナルド・レーガンは第5空母打撃群 (Carrier Strike Group 5, CSG-5) の旗艦
搭載する航空機は第5空母航空団 (Carrier Air Wing 5, CVW-5)
打撃群に含まれる艦隊には
第15駆戦隊
カーティス・ウィルバー
ジョン・S・マケイン
2017.8.21にマラッカ海峡でタンカーと衝突事故を起こし左舷に大きな穴が空き、5名負傷10名が行方不明になっている。
フィッツジェラルド
2017.6に伊豆半島沖でコンテナ船と衝突し、乗員7名が死亡している。
ステザム
ベンフォールド
マッキャンベル
マスティン
カーティス・ウィルバー
第5空母打撃群(CSG 5)直属ミサイル巡洋艦
アンティータム
チャンセラーズビル
シャイロー
第5空母航空団
ロナルド・レーガンに搭載されている航空団
第102戦闘攻撃飛行隊 (VFA-102) F/A-18F Block2
第27戦闘攻撃飛行隊 (VFA-27) F/A-18E Block2
第115戦闘攻撃飛行隊 (VFA-115) F/A-18E Block2
第195戦闘攻撃飛行隊 (VFA-195) F/A-18E Block2
第141電子攻撃飛行隊 (VAQ-141) EA-18G
第125早期警戒飛行隊 (VAW-125) E-2D
第12ヘリコプター海上作戦飛行隊 (HSC-12)MH-60S
第77ヘリコプター海洋攻撃飛行隊 (HSM-77)MH-60R
第30艦隊後方支援飛行隊・第5分遣隊 (VRC-30・Det5)C-2A
搭載時以外は、神奈川県の厚木航空基地に展開
2017年度に母基地が岩国航空基地に移転予定
主力となるのは4つの戦闘攻撃飛行隊で、それぞれ12~14機のF/A-18F戦闘爆撃機を搭載している。
FA-18
乗員等
艦長
クリス・ボルト大佐(~2016.4.1)
マイケル・ドネリー大佐(2016.4.2~)F-14パイロット
主な行動、動き
2017年4月19日:来日したマイク・ペンスアメリカ合衆国副大統領が横須賀基地に停泊していた艦を訪問。艦上で演説を行った。
2017年6月1日~3日:日本海沖にて空母カール・ヴィンソンとその打撃群艦隊と海上自衛隊の護衛艦「ひゅうが」、「あしがら」及び航空自衛隊F-15戦闘機と共同訓練を実施
2017年10月2日:香港寄港
2017年11月12日:日本海で空母ニミッツ、セオドア・ルーズベルトと海上自衛隊の護衛艦「いせ」、「いなづま」、「まきなみ」他、艦艇数隻と日米共同訓練を実施
2018年5月29日~7月24日:横須賀出港し、アジア・太平洋やインド周辺地域の警戒に当たり、同盟国との軍事演習などを行なった後帰港。
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