SM-6ミサイルの概要やスペックなどについて解説します。
SM-6ミサイルの概要
SM-6は固定翼機、ヘリコプター、UAV、対艦巡航ミサイルなどを対象とする長距離対空ミサイルであり、対艦ミサイルとしても使用可能なミサイルです。
米海軍が使用中の長射程艦対空ミサイル。米国の艦対空ミサイル・弾道弾迎撃ミサイルのスタンダードミサイル最新モデルです。
イージス艦から発射する場合、イージス艦の誘導電波より遠くの目標でも、共同交戦能力(CEC)による中間誘導を受けることで遠距離の目標を攻撃可能で、目標に近接すると終末アクティブ誘導に切り替わる。
当初、イージス・ベースライン9での運用予定で開発されたが、現在はイージス・ベースライン5以降の艦から発射が可能
米陸軍は地上目標を攻撃できる陸上型長距離ミサイルとして中距離能力を得るためにSM-6を選択しSM-6を地上配備型のトマホーク巡航ミサイルと並行して使用するために2023年後半までに実戦配備する計画(注:現在の配備情況は調査中)
配備先
・米海軍
・オーストラリア海軍
・海上自衛隊
SM-6の主なスペック
製造業者:米レイセオン社
製造期間:2009~
重量:3,300ポンド(1,500kg)
全長:6.55m
直径:最大0.53m
弾頭:爆破破砕弾頭
信管:レーダー近接信管
最大高度:110,000ft(33,000m)
発射プラットフォーム
:艦艇(イージス艦?)、タイフォンミサイルランチャー、戦闘機
注:タイフォンミサイルランチャー
タイフーン・ミッドレンジ・キャパビリティ・ミサイル・システム(略:MRC・タイフォン)はロッキード・マーチンが開発したSM-6とトマホークミサイルを搭載するミサイルシステムで米陸軍が運用
日本への初期売却価格、推定、1発4.5億ドル
海上自衛隊へのSM-6配備
防衛省は調達予定のSM-6(32発)は、今のところ、まや型護衛艦のみに搭載するとしていて、搭載時期は2026年からとされています。
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