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極超音速兵器(Hypersonic weapon)って何?

極超音速兵器(Hypersonic weapon) 最新兵器

 

極超音速兵器には2種類あり、 「極超音速滑空兵器(HGV:Hypersonic Glide Vehicle)」と「極超音速巡航ミサイル(HCM:Hypersonic Cruise Missile)」に分けられます。

防衛白書によると、「極超音速兵器」は、音速の5倍にあたるマッハ5以上の「極超音速」で飛行する兵器で、その速さだけではなく、長時間、低い軌道でコースを変えながら飛ぶ特徴があり、従来の弾道ミサイル防御では迎撃が困難で、将来の戦闘様相を一変させる兵器と考えられています。

 

「極超音速滑空兵器(HGV:Hypersonic Glide Vehicle)」

弾道ミサイルやロケットブースターで打ち上げられる、無動力の滑空兵器です。

従来のICBMも、極超音速で飛行しますが、その弾道は放物線を描いて飛行するので、経路が予測可能で、宇宙空間を飛行中に、弾道を予測して迎撃することが可能です。

ところが、超音速滑空兵器(HGV)は、弾道ミサイルとは異なり、ロケットから切り離された後は、宇宙空間ではなく、大気圏を滑空してくるために、方向舵などを使って進路や高度を変化させることが出来、迎撃をより困難にします。

また、飛行経路が予測困難な上に、高度が大気圏内と比較的低いために、遠距離からレーダーで探知することも難しくなっています。

極超音速兵器(Hypersonic weapon)


「極超音速巡航ミサイル(HCM:Hypersonic Cruise Missile)」

ラムジェットエンジンやスクラムジェットエンジンと呼ばれる特殊なエンジンを搭載して飛翔します。

超音速でエンジン内を通過する高温高圧の空気に燃料を噴射して燃焼させ高速を得ることが出来ます。

継続して推進力を得ることが出来ることから、弾道ミサイルや、さらに極超音速滑空兵器よりも機動性に優れています。

BMDイメージ

防衛白書から抜粋

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