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グアムのアンダーセン米空軍基地

基地

 

グアムにあるアンダーセン米空軍基地についての概要と関連情報について記述していきます。

 

アンダーセン米空軍基地とは

太平洋戦争中(1944)に日本本土爆撃のためのB-29爆撃機用の基地として作られました。

ベトナム戦争中には戦略爆撃機B-52が展開し、ベトナムへの空爆を行っています。

2005年までは第13空軍司令部が所在

現在は米空軍第36航空団が所在

アンダーセン空軍基地にはB-1B爆撃機が配備されており、恒常的に米本土から戦闘機なども飛来して、常に即応態勢を維持しています。

位置  13.34.52N
144.55.28E

滑走路2本

6L/24R 3,218m
6R/24L 3,409m

標高:187m(612ft)


グアムアンダーセン空軍基地に関するニュースなど

B1Bをグアム配備

2016.8.6

米空軍が6日、超音速戦略爆撃機B1Bランサー数機をグアムのアンダーセン空軍基地に配備

それまでのB-52Hとの代替

米空軍がB1Bをグアムに配備するのは2006年4月以来

3機種の戦略爆撃機が集結

2018.1.18

今月に入り、B-2AとB-52Hが相次ぎアンダーセン基地に展開され、元々配備されているB-1Bと合わせて米空軍の持っている3機種の大型爆撃機が勢揃いした。

注:元々配備されているB-1Bには核兵器を搭載することは出来ません

B-1Bは第二次戦略兵器削減条約(START II)の対象となったため、1994年に核攻撃任務から外され、現在配備の機体はすべて核兵器搭載能力がない(生産機数は100機)

 

B-52の米本土への移動

2020年4月17日、アメリカ軍は動的戦力運用構想の一環としてB-52のグアム配備見直しを行い、配備されていた5機をノースダコタ州マイノット空軍基地に移動させたことを発表した。今後は、アメリカ本土からの運用が行われる。

 

米空軍第36航空団

調査中

所属部隊は下記のとおり
・36TH CONTINGENCY RESPONSE GROUP
・36TH MAINTENANCE GROUP
・36TH MEDICAL GROUP
・36TH MISSION SUPPORT GROUP
・36TH OPERATIONS GROUP MISSION
・WING STAFF AGENCIES
・36TH TENANT UNITS

36TH CONTINGENCY RESPONSE GROUP

第36緊急事態対応群

太平洋空軍司令官が指示する場所において、初期の空軍の展開を可能にする

第36緊急事態対応群に含まれるのは
・第36移動対応飛行隊
・第554赤ホース隊
・第644戦闘通信隊
・第736軍事部隊

第36移動対応飛行隊

太平洋地域のどこにでも機動空輸を開始し、維持するために、迅速に航空基地開設の為のサポートを行う

・オペレーションサポートフライト
・メンテナンスフライト
・その他

第554赤ホース隊

第644戦闘通信隊

太平洋戦域において偶発的に発生した事象に対応するために宇宙通信を含む戦闘通信能力を迅速に展開する

第736軍事部隊

緊急事態対応セクションでは、太平洋地域における航空基地の開設、偶発事故、人道援助活動の中で、第36次緊急事態対応グループの第1次陣の保護を提供する。ユニットには航空任務も任されており、飛行隊の17人が空挺資格を持っている。

36TH MAINTENANCE GROUP

第36メンテナンスグループは、太平洋軍司令部および太平洋空軍の訓練を支援するために、第36航空群の航空機、軍需品および装備を供給し維持するとともに、航空宇宙司令部の任務を可能にする整備専門家を統合、採用すること。

36TH MEDICAL GROUP

36TH MISSION SUPPORT GROUP

所在する9,000人以上の軍人、民間人、従業員、退職者、15人の関連ユニットに日々のミッション・サポートを提供する。

Andersen AFBに派遣され、Andersen AFBから発射され、あるいは通過するAF任務のための遠征能力を維持する。

担当している任務の範囲には、土木工学、コミュニケーションと情報、契約、物流準備、ミッションサポート(人員)、セキュリティが含まれる。

36TH OPERATIONS GROUP MISSION

WING STAFF AGENCIES

・テロ対策事務所
・チャペル
・コマンドポスト
・平等
・グアム退職者活動事務所
・歴史
・情報保護
・法務局
・広報
・安全
・セクハラ対応

36TH TENANT UNITS

・第254航空基地群-グアムエアーナショナルガード
・第337航空支援-オーストラリア
・第497戦闘訓練航空隊
・第624地域支援群
・第734移動航空支援隊
・第69偵察群第1派遣隊
・第22宇宙作戦隊第5派遣隊
・AFOSI第602派遣隊
・HSC-25ISLAND KNIGHT
・米国農業省

グアム島の歴史、地理など

歴史

1898年、米西戦争によりスペイン領であったグアムが米領になる

1941.12.10~1944.7.21
太平洋戦争により日本軍が占領

地理

グアム島の1/3は米軍関連施設が占めている。

島の西側のアプラ湾には米海軍グアム基地が設置されている。

民間空港はグアム国際空港がグアム島中央部に位置している。

世界最大の弾薬庫

グアムは世界最大の弾薬庫が設置されていて、弾薬の総額は13億ドル(1400億円)相当になるとされている。

北朝鮮への軍事攻撃が行われる場合には、弾薬供給の重要な拠点になることが予想される。

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